「掃除が大変でカビも気になる」
「リフォームを考えているけど、費用や工事内容がよくわからない」
そんな方に向けて今回は、ユニットバスリフォームの基礎知識から工事内容・タイミング・費用相場・注意点まで、分かりやすく解説します!
これから浴室リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ユニットバスとは?特徴とメリット
まず、「ユニットバス」とは何か?を解説します。
「ユニットバス」とは、あらかじめ工場で成型された浴槽・床・壁・天井などを、現場で組み立てる一体型の浴室のことです。
もともとはマンションを中心に広まりましたが、近年は戸建て住宅でも広く採用されるようになりました。
従来の「在来工法」(タイル貼りの浴室)と比べて、施工性・快適性・安全性に優れており、リフォームにも最適な浴室スタイルです。
主な特徴・メリット
- 防水性が高い
床・壁・天井が一体構造になっているため、継ぎ目が少なく、水漏れしにくい作りです。 - 工期が短い
パーツを現場で組み立てる方式なので、在来工法に比べて工期が短く済みます。 - 掃除がしやすい
カビの生えやすい目地が少なく、表面もツルっとした素材が多いため、お手入れが簡単。 - 断熱性能に優れている
断熱浴槽や断熱床を選べば、冬場の寒さ対策や保温力の向上も可能です。 - デザイン性・機能性が豊富
浴室乾燥機やミストサウナ、浴室テレビなど、設備やデザインを自由に選べます。今では新築住宅やマンションはもちろん、戸建て住宅の浴室リフォームでもユニットバスが主流です。今ある浴室に不満がある方はもちろん、「将来に備えて快適で安全な空間にしておきたい」という方にも、ユニットバスリフォームは非常におすすめです。
ユニットバスの交換タイミングはいつ?
ユニットバスの寿命は一般的に15〜20年程度といわれています。ただし、使い方や設置環境によって劣化の進行スピードは異なるため、「年数」だけでなく「症状」で判断することが大切です。
以下のようなサインが現れたら、ユニットバスの機能が低下している可能性があります。
放っておくと見た目だけでなく、安全性や快適性に影響を及ぼす恐れも。症状に応じた対応が必要です。
症状 | 想定される原因 | 対処のポイント |
カビ・ぬめりが繰り返し発生する | 換気不足や防水性の低下 | カビの根本対策には浴室交換が有効 |
床や壁にひび割れがある | 経年劣化や下地の傷み | 水漏れリスクあり、早めの補修・交換を |
排水口から異臭がする | 配管の老朽化や汚れの蓄積 | リフォームで配管交換・臭気対策を |
お湯がすぐ冷める | 浴槽の断熱性能が低下 | 断熱浴槽への交換で快適性アップ |
浴室全体が寒い・冷たい | 断熱不足・換気性能の低下 | 高断熱仕様のユニットバスがおすすめ |
ユニットバスの交換は、単なる“見た目の改善”ではなく、暮らしの質と安全性を守るためのリフォームでもあります。
特に、小さなお子様や高齢のご家族がいらっしゃるご家庭では、滑りやすい床・寒さ・段差などの身体的リスクの解消にもつながります。
「最近お風呂が使いにくくなったな」「掃除してもキレイにならない」など、ちょっとした違和感が出始めたら、それが交換を考えるサインかもしれません。
工事の流れを簡単にご説明!
「ユニットバスのリフォームって、実際にどんな作業が行われるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
ここでは、株式会社SHIITAが実際に行うユニットバス工事の流れを、わかりやすく5つのステップに分けてご紹介します。
①現地調査・プランニング(無料)
浴室サイズや構造、水回りの状況を確認し、ご希望に合った商品をご提案します。
②既存浴室の解体・撤去
在来工法の浴室や旧式のユニットバスを解体し、スケルトン状態にします。
③配管・電気工事
給水・排水・換気設備の配管、電源の整備を行います。
④ユニットバスの組み立て
メーカーから届いたパーツを現場で正確に組み立てます。
⑤仕上げ・クリーニング・お引渡し
最終確認後、清掃し、お客様にお引き渡しします。
現地調査〜商品決定までが、約1〜2週間(調整期間含む)
工事期間(解体〜引渡し)が、約4〜6日(構造により変動)
※在来浴室→ユニットバスや、マンションでの工事では、通常よりも1~2日程余分にお時間をいただく場合がございます。ユニットバス工事は、たった数日でお風呂の使い勝手・快適さ・安全性を大きく向上させられるリフォームです。
初めての方もご安心ください。SHIITAが一つひとつ丁寧にご案内・施工いたします。

知りたい!ユニットバス工事の相場費用とは
ユニットバスのリフォームを考えるうえで、多くの方が気になるのが「工事費用の目安」です。
費用は、現在のお風呂の構造や交換するユニットバスのグレードによって大きく変わりますが、以下が一般的な相場となります。
工事内容・条件 | 費用の目安 |
ユニットバスからユニットバスへ交換(標準仕様) | 約70〜100万円 |
高断熱浴槽・浴室乾燥機など機能追加あり | 約100〜150万円 |
在来工法(タイル風呂)からのユニットバス化 | 約90〜160万円 |
マンションでのリフォーム | 約80〜140万円 |
これには、既存浴室の解体費・配管工事・新しいユニットバス本体・設置費用などが含まれています。
また、オプションとして、浴室暖房乾燥機の設置、ミストサウナ機能、断熱浴槽・断熱床、壁パネルのグレードアップ、手すりやバリアフリー仕様などの追加設備を選ぶと、費用は変動します。
「どこまで必要か」「今後の生活を見据えて何を重視するか」をしっかり考えた上で、最適な仕様を選ぶことがコストパフォーマンスの高いリフォームにつながります。

SHIITAでは、ご予算に合わせて複数のプランをご提案いたしますので、「予算に限りがあるけど相談したい」という方もお気軽にご相談ください。
ユニットバス工事の注意点
ユニットバスのリフォームは、毎日の快適さや安全性に直結する大切な工事です。
見た目やカタログスペックだけで選ぶのではなく、設置条件やライフスタイルに合った内容かをしっかり確認することが成功のカギとなります。
以下に、事前に確認しておきたい注意点を詳しくご紹介します。
- 現在の浴室サイズ・形状に適合するか
ユニットバスにはあらかじめ決まった「規格サイズ」があります(例:1216サイズ=120cm×160cm)。そのため、今の浴室の広さや形状によっては、希望のサイズが設置できないケースもあります。
- 給湯器との相性を確認
古い給湯器を使っている場合、新しいユニットバスの追い焚き機能や浴室乾燥機に対応していないことがあります。追い焚き配管がない or 劣化していると追加工事が必要になります。
オート給湯(自動湯張り)やリモコン操作に対応しているか確認し、給湯器の交換も視野に入れてプランを検討しましょう。 - 換気性能を確認
浴室は湿気がこもりやすい空間です。換気性能が不十分だと、カビ・結露・異臭などの原因になります。浴室乾燥機を追加する場合は電気容量の確認、窓がある浴室では「窓の開閉のしやすさ」も確認するとよいでしょう。 - 脱衣所との段差・ドアの開閉スペース
新しいユニットバスを設置すると、以前より床の高さが変わることがあります。洗面所との段差が生まれないか、ドアの開き方が狭い脱衣室の同線を邪魔しないか、などを考慮すると良いでしょう。 - マンションの場合は管理規約も確認を
マンションにお住まいの場合、浴室のリフォームには管理組合への申請や制限があることがほとんどです。
音や振動、作業時間に関するルールや、排水経路や天井高などの構造上の制限などを確認するとよいでしょう。 - 安さだけで業者を選ばない
ユニットバス工事は、一度施工すると、10年以上使い続ける重要な空間になります。
「本体価格が安くても工事費が高い」などの見積りトリックに注意すべきです。施工実績・保証・アフター対応をしっかり確認しましょう。
工事成功のポイントまとめ
設備:給湯器・換気扇など既存設備との相性
安全性:段差・動線・バリアフリー対応
法的・管理面:マンション規約・施工許可など
業者選び:実績・保証・説明の分かりやすさを重視
SHIITAでは、これらの注意点を一つ一つ丁寧に確認しながら、お客様にとって最も安心で快適なユニットバスリフォームをご提案しています。
「今のお風呂に不安があるけど、何から始めたらいいかわからない」
そんな方は、まずはお気軽にご相談ください。
とくに今お使いの浴室が「寒い・狭い・古い・掃除が大変」といったお悩みがある方は、今がユニットバスへの交換を検討する絶好のタイミングかもしれません。

株式会社SHIITAでは、地域密着型の強みを活かし、丁寧な現地調査とお客様に寄り添ったご提案、そして迅速なアフターサポートまで一貫して対応しています。